#宇宙 #光 #昼でも暗い
夜って暗いですよね。
なんで暗いかって太陽が出てないからですよね。
でも太陽って僕らには見えない位置に行ってても、そこにあるのは変わらないですよね。
なんで太陽が沈むとあんなに暗くなるんでしょう?
宇宙には明るい星がいっぱいあるのになんで基本真っ暗なんでしょう?
電気をすべて消した部屋で懐中電灯をつけたと想像してください。(図1)
どこが明るくなるでしょうか。
懐中電灯を壁に向けると光が当たった壁も当然明るく見えますが、懐中電灯から壁までの間の光の通り道も一緒に明るく見えますね。
これを宇宙に置き換えて考えてみましょう。
懐中電灯が太陽、光が当たった壁を星としましょう。
太陽から出た光が当たった星が明るく光っていて、光の通り道も明るくなるなら宇宙には光の線が無数に飛んでいるはずです。でもそんな光の線見たことないですよね。
ということは、宇宙が普段暗いことを暗い部屋に置き換えるとどうなるでしょうか。
真っ暗の部屋を懐中電灯で照らして壁は明るくなってるけど、光の通り道は明るくなっていない状態です。(図2)
想像が難しいですね。
でも宇宙が暗い状態ってこういうことになります。
暗い部屋と宇宙空間でなぜこんな違いが生まれるのでしょうか。
察しのいい方は気づいているかもしれませんが、空気があるかないかが大きな違いです。
空気がある場所ではなぜ光の通り道が明るく見えるのでしょうか。
それは空気中には目に見えないほど小さいチリが無数に浮かんでいて、光がそのチリに反射することで散乱し、それが目に入ることで明るく見えているんですね。
宇宙では何もない空間を光が直進しているだけなので、その光は直接私たちの目に入らないから暗い、というのがこの疑問の答えです。
本来は光が飛び交って明るいはずですが、光はあってもまっすぐ目に入った光しか見えないから宇宙は暗いのです。